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部屋がおしゃれになる照明のはなし①

こんにちは。デザイナーの伊東です。

今回は身近にあるけれど、なかなか意識したことのない照明についてのお話です。

どうやって照明を選ぶ?

みなさん、照明はどうやって選んでいますか?

「このペンダントライト可愛いな」

「おしゃれな雰囲気にしたいから間接照明にしたいな」

「あまりこだわりがないからダウンライトでいいや」

そうやって「照明器具」を選ぶところからスタートしていませんか?

そうではなく「どういったお部屋の雰囲気にしたいか」「そのためにはどこに照明が必要か

から照明のプランニングをすると、お部屋のおしゃれ度がグッと上がります。

これを配光計画と呼びます。

配光計画とは

部屋のどこを明るくして、どこを暗くするか。

実はそのパターンは6つあります。

①天井を強調する

②壁を強調する

③床を強調する

④天井と壁を強調する

⑤床と壁を強調する

⑥全体をバランスよく

それぞれ順番に詳しく見ていきましょう。

①天井を強調する

空間を上に広げてみせ、日常的で開放感の高い空間として印象づけることができます。

上の写真を見てみると、天井を白く、そして間接照明で天井を明るく演出しているのがわかります。

さらに何重にも間接照明を重ねることにより、より上への奥行き感が感じられます。

②壁を強調する

空間を横に広げて奥行き感のある空間の演出ができ、ギャラリー風の空間演出に最適です。

ただし、天井高のあまりない空間ではより天井が低く感じるので注意が必要です。

テレビ後ろの壁を間接照明で照らすことにより、シンプルな空間ながら奥行き感のある立体的な空間になっています。

③床を強調する

天井が暗いことにより非日常感が高まります。

高級感や、プライベート性の演出ができ、見ただけでドキドキするようなイメージも作れます。

男性的な表現です。

天井を板張りにし、またダウンライトをグレアレスにすることで天井を暗くしています。

まるでバーのような空間に仕上がっています。

次回へと続く…