BLOG

建築向けおすすめの映画「みんなのいえ」

世田谷営業所の佐川です。夜更かしで映画見ながら寝落ちしてる佐川です。

最近アマゾンプライムで見た映画をご紹介します。

2001年に公開した三谷幸喜さんの「みんなのいえ」を最近、もう一度見始めました。というのは、昔から三谷さんが作る映画やドラマがとても好きで、(その中で新選組!が一番好き)

「王様のレストラン」や「古畑任三郎」や「大航空2013」や「有頂天ホテル」等、幅広い職業をネタにして面白く演出してます。

その中で「みんなの家」は家を作る仕事にかかわる人たちの話。親方や大工、建築士VSデザイナーみたいな感じの映画です。

ここでVSというと誤解を招くかもしれませんが、

施工を重要視してる側と意匠を重視してる側で大事にするところがあまりにも違い過ぎて本当に家など建つのか?と。

(最終的には建ちますが笑)

例えば玄関は内開きにしたいデザイナー!(だって海外の家は内開きが主流だもん!)VS外開きにしたい親方(そんな家見たことがない!)

↑この説をもう少し解説をすると、日本は海外と違って靴を脱いで家に入るため、玄関に靴を脱ぐためのスペースと上り框が必要になってきます。そのため内開きにすると

狭くなってしまうんですね。そこで日本は外開きが主流になってるのです。

映画を見ていくと、作中のデザイナーの柳沢が張り切ってデザインの熱意をぶつけてパースや図面を書いて持ってくるのですが

ことごとく、親方である長一郎や職人さんにダメ出しされます。

柳沢が「今回のテーマはアメリカリズムだ!」と言ったら「だったらアメリカンのカーペンターに頼めってんだ。悪いがオレは降ろさせてもらうよ」と言われたり、

柳沢がこの照明がしたいといっても、海外製品なんて発注に時間がかかる、もっと前もって言ってくれ!って言われたり。

デザインを描いて持ってきても、施工に時間がかかると言われたり。ボコボコにされながらも住宅経験がないから言われぱなし。

それでも、柳沢は「職人である前にアーティストでありたいんですよ。食べるためには働かなければいけない。でも、アーティストとしての誇りは失いたくはないんです」

と負けたくないという気持ちから放つこのセリフはかっこよかったです。そんなこんなで図面が出来上がり工事も進めていくと、

またもや、長一郎が勝手に和室を広げたり、大黒柱を入れたりして勝手に工事が進むのですが、お互い意見が食い違う中、何かのきっかけで長一郎が柳沢を理解することになるのです。

ネタバレになりますが、浴室にタイルを使うのであれば、かまぼこタイルにしてほしい。と柳沢がこだわりを見せるのです。

作中では、柳沢がスケッチをして、「浴室にはこんな形のタイルにしたい!」と見せるのだが、最初は長一郎に見向きもされず馬鹿にされるのです。しかし、そのスケッチを見た職人さんが、「これは、かまぼこタイルと言って昔よく使ってたものですよ。案外昔の物にこだわってるのは先生の方かもしれませんよ」と言って長一郎も柳沢も共通な感覚があるのだと気が付くのです。この部分の三谷幸喜さんの脚本ってすごいなと思いました。

ちなみにかまぼこタイルはこんなイメージ。リンクをチェックしてみてください。

https://www.kytile.co.jp/product/17002

KYタイルのかまぼこタイルです。

なんやかんやで家が無事完成し、柳沢が「この家はどこもかしこも妥協だらけだ!」と苦笑い。「みんなのいえ」は名前の通りに妥協の中でも、自分の表現を貫く過程を描いた作品です。

今回、天山工務店に入社をして、改めてみると、柳沢の立場と、長一郎の立場、両方理解できてて、学生の頃見た時は柳沢がとてもかっこよく見えたのが、今だと少し違った目線で見ることができました。

それでも、この映画は家を作る過程の大変さと面白さを感動的場面が所々あるので、家づくりに携わる人にぜひおすすめです。現実は、もしかするともっと劇的な感動があると思いますが笑

今だとアマゾンプライム会員だと無料で見れます。ぜひ、週末ゴロゴロしながら見るのはどうでしょうか?いい暇つぶしになると思いますよ。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B00H91LO8A/ref=atv_dp_share_cu_r